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発酵食品の魅力を再発見!健康にも良い発酵食品の基本や効果など解説します

作成者: 中部流通|2024.12.13

発酵食品は世界中で人気があります。

古くから食されてきた発酵食品ですが、最近は美味しさだけでなく健康面でも注目が高まっています。発酵食品について詳しくなることで食生活や健康の改善につながります。

この記事では発酵食品に関する基礎的な知識や効果、注目される理由、どういった食品があるかということをお伝えしていきます。

発酵食品の基本

発酵食品とは?

発酵食品とは、微生物の働きにより人間にとって有益な変化をした食品のことです。

発酵は、食品に含まれる炭水化物やタンパク質が微生物によって分解される過程で起こります。

日本は発酵食品の文化が豊かで、古くから愛されてきました。

身近なもので言えば、納豆やキムチ、ヨーグルトなどがあり、どれもスーパーマーケットなど生活に根ざした場所で気軽に購入することができます。

発酵と腐敗の違い

発酵も腐敗も微生物によって副産物が作られる現象です。現象としては同じですが、私たちは発酵と腐敗を区別して食べています。

発酵と腐敗の違いは、人にとって有益か有益でないかです。人にとって有益であれば「発酵」、無益・有害であれば「腐敗」になります。

例えば肉を発酵させることができれば生ハムやドライソーセージになりますが、腐敗してしまえば食中毒を引き起こす有害な食べ物になってしまいます。

発酵に関わる三大微生物

発酵に必要な三大微生物は、カビ・酵母・細菌です。単体で作用すれものもあれば、微生物同士で作用し合うものもあります。

有名なカビとして、麹カビや青カビなどがあります。醤油や味噌は麹カビが利用されていて、カマンベールチーズには青カビが利用されています。

酵母はアルコール発酵を行います。ブドウ糖をアルコールと炭酸ガスに分解する微生物です。パンやビール、ワインなど酵母を利用していることは有名ですね。

細菌と聞くとネガティブなイメージも思い浮かびがちですが、発酵食品にも役立っています。納豆を生み出す納豆菌、野菜を漬物にする乳酸菌も細菌の一種です。特に乳酸菌は醤油やヨーグルトなどさまざまな発酵食品で活躍しています。

発酵食品の効果

生活習慣病の予防

発酵食品の中にはビタミンCやミネラルなど抗酸化物質が含まれているものがあります。抗酸化物質は、体に影響を及ぼす活性酸素の発生を抑えてくれます。

また、大豆が原料の発酵食品にはイソフラボンが含まれています。

イソフラボンは悪玉コレステロールを減らす効果があるため、脳梗塞や心筋梗塞の原因となる動脈硬化の予防に役立ちます。

代謝アップ

多くの発酵食品に含まれているビタミンB群には、代謝を促進する効果があります。

代謝とは、体内で栄養素を合成したり分解したりしてエネルギーや体の成分に変え、不要なものを取り除く働きのことです。

代謝が良いと脂肪燃焼や血行促進につながり、太りにくく痩せやすい体質なることでダイエット効果に期待できます。

腸内環境を整える

腸内細菌は免疫においてとても大切な役割を果たしており、最近は健康面で腸内環境が重要視されるようになってきています。

健康に良い善玉菌、悪影響を及ぼす悪玉菌、どちらでもない日和見菌の3種類をバランス良くすることが大切です。

日和見菌は強い菌の味方をするため、悪玉菌より善玉菌の割合が高い状態を保つ必要があります。

発酵食品には善玉菌を含むものもあり、また、悪玉菌の働きを抑制するものもあるので腸内環境を整えるのに適した食品なのです。

食品の保存性が高まる

発酵食品は長期保存できるものが多く、それも微生物の作用によるものです。

発酵に関わる微生物が増殖することによって他の微生物が侵入・繁殖できない環境となるため、腐敗菌が増殖しにくくなります。

また、発酵することによってph値が腐敗菌の増殖しにくい値へ下がるため、腐敗を防いでくれる効果があります。

なぜ発酵食品が注目されているのか

日本の食文化

日本では、はるか昔から発酵食品が食べられています。

和食に使用される基本的な調味料の醤油、味噌、酢、酒、みりんは全て発酵食品です。また、出汁を取るために使用する鰹節も発酵食品です。他に、漬物や日本酒も発酵食品です。

ごく当たり前のように食べている発酵食品は日本の食文化として脈々と受け継がれてきており、和食はユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

まさにいま、発酵食品の魅力が再発見されているのではないでしょうか。

健康ブーム

コロナ禍以降、人々の健康に対する意識は向上しました。

先述した通り発酵食品には様々なメリットや効果があります。日本には発酵食品が多く、身近なお店で購入でき味も美味しいため、気軽に食べることのできる食品となっています。

食べ過ぎには注意が必要ですが、発酵食品について理解を深めて体質や食の嗜好に合った発酵食品を食べることで、身体と心の健康をサポートすることができます。

代表的な発酵食品

日本には様々な発酵食品があります。

日本で昔から作られてきた食品も海外から輸入された食品も、どれも種類が豊富で私たちの生活に根ざしています。

ここでは、よく食される代表的な発酵食品を一覧表にまとめました。

調味料

醤油、味噌、酢、みりん、麹

漬物

たくあん、きゅうりの漬物、梅干し、しば漬け、浅漬け、キムチ、福神漬け、ぬか漬け、高菜漬け、千枚漬け、野沢菜漬け

肉・魚類

生ハム、ドライソーセージ、サラミ、鰹節、塩辛、なれずし、くさや、魚醤

乳製品

チーズ、ヨーグルト

お酒

日本酒、焼酎、ビール、ワイン、ブランデー、ウイスキー、スピリッツ

その他

納豆、甘酒、チョコレート、パン

 

中部流通のオリジナル韓国産白菜キムチ

中部流通では、発酵食品である韓国直輸入のキムチを取り扱っております。

韓国の白菜の名産地である海南の白菜を仕入れる時期の状態をチェックし、その時に一番美味しい旬の白菜を厳選して原料にします。

また、韓国国内産の最上級唐辛子粉を使用し、海風に育て日差しと風で乾燥させた唐辛子粉の辛さと甘みが調和して最高のコクが生まれます。

商品としてキムチの販売や仕入を考えている方やお困りの方など、お気軽にご相談ください。