ここ最近、ドラッグストアなどでプロテインをよく見かけるようになりました。昔と比べて種類が豊富になり、実際に筋トレやダイエットに取り入れている人も増えています。
しかし「プロテインが良い」と聞いていても効果を知らなかったり、なかなか手が伸びない人も多いのではないでしょうか。
この記事ではプロテインについて人気の理由や役割など、プロテインの購入や商品開発に役立つ知識を解説します。
プロテインとは、タンパク質のことです。
私たちが通常食べる肉や魚、大豆製品などから摂取することができます。そのためたんぱく質自体は特に意識することなく日頃から体に取り入れているのです。
筋肉や骨、皮膚など様々な身体機能にとってたんぱく質は不可欠であり、たんぱく質を摂取しなければ体が衰えてしまいます。
1日に摂るべきたんぱく質の量は上図の通りです。近年の日本人の食事においてたんぱく質の摂取量は減っていると言われています。
また、筋肉を増やしたい人はさらに多くのたんぱく質を摂取しなければなりません。プロテインは、そんな不足しがちなたんぱく質を補ってくれるとても便利な栄養補給食品です。
たんぱく補給食品の市場規模は2023年に2,580億円に達する見込みです。(※株式会社富士経済調べ)
この市場規模の中にはプロテインも含まれており、市場規模の大きさからも人々の関心が非常に高いことが分かります。
そしてこの市場は下がることなく安定していくという予想も立てられています。プロテインは私たちの生活の中に定着したと言えるのではないでしょうか。
プロテインと聞くと、水や牛乳に溶かして飲用する粉末タイプの商品を思い浮かべる人が多いかもしれません。
もちろん粉末タイプも人気ですが、今は様々な形態の商品が販売されています。
プロテインを配合したカロリー・栄養補給食品、加工食品、パン、飲料など、より摂取が手軽にできるようになっています。
プロテインの人気が高まった大きな理由は、コロナ禍による健康ブームです。外出できないことによる運動不足を解消するため自宅トレーニングが流行りました。
SNSや動画投稿サイトを中心に、特に若い女性たちの間で自宅トレーニングが流行りました。その際の栄養補給の手段としてプロテインが注目を浴びました。
ボディビルダーなど筋肉増量に勤しむ人がプロテインを飲むというハードなイメージがなくなり、程よく運動したい人でも手軽に飲めるというカジュアルなイメージになりました。
今は、老若男女問わず手軽にプロテインを摂取できるというイメージがすっかり定着しました。
プロテインの主な役割は、効率的なたんぱく質の摂取です。
食事でたんぱく質を摂取するより吸収が早く、脂肪やエネルギーの過剰摂取を防ぎながらたんぱく質だけを吸収できます。
筋トレをすることで筋肉を増やすためには平均的な摂取目安より多くのたんぱく質を摂取しなければなりません。
そんなとき、プロテインは効率の良くたんぱく質の摂取をサポートしてくれます。
特に運動後45分以内は「ゴールデンタイム」と呼ばれるほどプロテインを摂取するのに最適です。
また、どうしても時間がなかったりと食事のタイミングを逃してしまうこともあるかもしれません。そんな時は間食としてプロテインを摂取することもできます。
「プロテインを飲んだら太ってしまいダイエットには逆効果では?」と思う人もいるかもしれませんが、プロテインはダイエット中も活躍してくれます。
ダイエットには基礎代謝も重要です。
筋肉には基礎代謝を高める役割があり、筋肉が減ると基礎代謝も低下します。
プロテインは余分な脂肪やエネルギーの摂取を防ぎながら筋肉に必要なたんぱく質を摂取できるためダイエットにも最適なのです。
運動後に摂取するのも効果的ですが、食前か食後、就寝前に摂取すると効率よくたんぱく質を吸収することができます。
プロテインでたんぱく質を摂取できるからといって、食事を疎かにしてはいけません。
あくまでも栄養補助の役割だということを覚えておきましょう。
また、プロテインを飲み過ぎるとカロリーオーバーになることもありますので過剰な摂取は避けるべきです。
プロテインは大きく3つの種類に分けることができます。
それぞれ特徴があるため、違いを理解して効果的に摂取しましょう。
ホエイプロテインは牛乳由来のプロテインです。牛乳に含まれるたんぱく質のうちおよそ20%がホエイと言われています。
液体に溶けやすく、たんぱく質の吸収速度が早いといわれています。吸収が早いので、特に筋トレや運動後に摂取すると効率よくたんぱく質を取り込むことができます。
原料が牛乳のため、乳糖不耐症の人は飲み過ぎによってお腹を壊してしまう可能性があります。体に合わない人はソイプロテインを試してみるといいかもしれません。
カゼインプロテインも牛乳由来のプロテインです。
ホエイプロテインとの違いは、水に溶けにくいことです。そのため、ホエイプロテインよりも吸収速度が緩やかで腹持ちが良くなっています。
同じ牛乳由来のヨーグルトやチーズは固まっていますが、それはカゼインの働きによるものです。
吸収速度がゆっくりのため、筋トレや運動の後よりは就寝前や間食の代わりなど腹持ちをよくさせたい時におすすめです。
ソイプロテインは大豆由来のプロテインです。大豆が原料のため、たんぱく質だけでなく大豆イソフラボンも含まれています。
カゼインプロテインと同じく、吸収速度が緩やかで腹持ちが良くなっています。
また、ソイプロテインはダイエット中におすすめのプロテインです。特に朝食時に摂取すると、たんぱく質不足の解消と間食対策になります。
中部流通ではプロテインの商品開発を行っています。プライベートブランドやOEM商品としての開発もお任せください。
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