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エコ活動だけじゃない?SDGsを理解して身近にできる活動を実践しよう!

作成者: 中部流通|2023.05.20

ここ最近、「SDGs」という言葉を聞くことが多くなってきました。

ニュースで取り上げられることはもちろん、さまざまな企業による取り組みのアピールやSDGsに関する書籍も出版されています。

SDGsは素晴らしい目標ですが、実際に自分の行動として意識をしたり取り組みをしている人はそれほど多くないかもしれません。

SDGsと聞くと、知ってはいるけど自分にできることはなさそうとか、大企業しか取り組みができないと感じるのではないでしょうか。

実際には全くそんなことはありません。

個人でも、中小企業でも行えるSDGsの活動はたくさんあります。
ぜひ、SDGについて理解を深め、身近にできる活動を率先して行いましょう。

SDGsとは?

SDGsはSustainable Development Goalsの略で、持続可能な開発目標という意味になります。

SDGsは2015年9月に開催された国連サミットで、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標として設定されました。17の大きなゴールとそこから枝分かれする169のターゲットで構成されていて、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことが掲げられています。

17のゴール

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基礎をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

SDGsについて考えてみる

SDGsはエコだけじゃない

SDGsと聞くと地球温暖化やプラスチックごみといったエコについて思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。

レジ袋の有料化や紙ストローへの切り替えなど日常生活でエコに触れる機会が増えたためそういったイメージがあるかもしれません。

もちろん、エコもSDGsです。
しかし、SDGsはエコだけではありません。

"貧困、紛争、気候変動、感染症。人類は、これまでになかったような数多くの課題に直面しています。このままでは、人類が安定してこの世界で暮らし続けることができなくなると心配されています。そんな危機感から、世界中のさまざまな立場の人々が話し合い、課題を整理し、解決方法を考え、2030年までに達成すべき具体的な目標を立てました。"
SDGsってなんだろう? | SDGsクラブ | 日本ユニセフ協会(ユニセフ日本委員会)https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/about/

このように、SDGsは世界規模で起きている課題を解決するために立てられた目標です。

上記にもあるようにSDGsには17のゴールがあり、私たちの健康や仕事、平和などさまざまなゴールが設定されています。

キーワードは「サステナブル」

「Sustainable」、「サステナブル」には、「持続可能な」という意味があります。

“持続可能とは、何かをし続けられる、ということです。SDGsは、私たちみんなが、ひとつしかないこの地球で暮らし続けられる「持続可能な世界」を実現するために進むべき道を示した、つまり、ナビのようなものです。人類はいま、そのナビが示す方向に進めているでしょうか? そして、あなた自身はどうでしょう?”
SDGsってなんだろう? | SDGsクラブ | 日本ユニセフ協会(ユニセフ日本委員会)https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/about/

このサステナブルという言葉の意味を理解することがSDGs実現に向けた第一歩になります。

サステナブルな活動は誰でも実践できる

SDGsやサステナブルと聞いて、仰々しくて自分には実践できないと思う必要は全くありません。

むしろSDGsの実現には、すべての人が意識を向けていなければなりません。

ただ、SDGsが大切なことがわかっても、実際に何をしていいか分からないということは珍しくありません。

その理由として、どこかの大企業がやっていること、自分が頑張っても世界は変わらないという漠然としたイメージが払拭しきれていないことが挙げられます。

まず大切なことは、SDGsについて興味を持つことです。
そして、次に何でも良いので簡単なことをしてみましょう。

エコバッグを常に持ち歩く、リサイクル品を購入するという個人レベルで構いません。

一人ひとりの小さな一歩が重なると、世界にとっては大きな一歩になります。

身近にできるSDGsの活動

買ったものを長い間大切につかう

買ったものを気に入らないからとすぐ捨てるのは辞めて、長い間大切に使い続けましょう。

ものを捨てるということはごみ問題につながり、また、無駄な出費になってしまう可能性もあります。

長年使っていたものが壊れても修理に出せば治るかもしれませんし、リサイクルに出せば新しい商品の一部として生まれ変わります。

ものを無駄にしない「もったいない」の精神が大切です。

ジェンダーレスの多様性を受け入れる

最近、ジェンダーに関する話題が注目されています。

商品や働き方、趣味や服装などさまざまなものに関してジェンダーによる区別がなくなってきています。

今までは男性がやるとされていて趣味でも、女性が取り組むことが増えました。

また身だしなみの一つとして、女性だけでなく男性でも化粧をすることがあります。

こういったジェンダーレスな動きは、私たちの生活をより自由に豊かにし、新しいビジネスが生まれるきっかけになり得ます。

フードドライブ

フードドライブとは、家庭で使いきれなかった食品を持ち寄り、団体や施設を通して必要な人々に寄付をする活動のことです。

「買ったはいいけどたくさんあって使いきれない」、「貰い物だけど自分には苦手なものが入っている」ということは経験があると思います。

そんなとき捨てるのはもったいないので、フードドライブを実践してみてはいかがでしょうか。

注意点として、生鮮食品や賞味期限の短いもの、破損しているものは寄付ができません。

さいごに

SDGsに関する身近な取り組みはまだまだ存在します。
17のゴールがあるため、活動の幅はかなり広いです。

それぞれの観点から自分にはどういう行動ができるか、率先している企業はないかということを調べてみることも大切です。

SNSや日常生活で自分がサステナブルな活動をしていることをアピールしてみるとさらに活動の輪が広がっていくかもしれません。

また、SDGsを行動のものさしとして活用することもお勧めします。

どうしていいか迷ったらSDGsを基準にものごとを進めれば自然と良い結果を生み出すことができるかもしれません。

まずはSDGsを理解して、小さなことから始めていきましょう。