2023.06.17

大豆ミートとは?近年話題の健康食品について特徴やメリットを解説いたします

近年「大豆ミート」が注目を浴びています。

私たちの日常生活の中でも、スーパーマーケットやテレビなどで見かける機会が多くなりました。

ヘルシーな食生活のサポートをしてくれる大豆ミートですが、まだ食べたことがない人も多いのではないでしょうか。

名前を聞いたことがあるだけで実際にどのような食品か分からない、どのように食生活に取り入れたらいいか分からないなど、疑問があるかもしれません。

この記事では、大豆ミートについて解説をいたします。
大豆ミートについて知り、食生活の見直しや消費の選択に役立てましょう。

大豆ミートとは?

お皿に盛られた大豆ミート

大豆ミートとは、大豆でつくられた肉のような食品です。

「代替え肉」と呼ばれており、実際の肉である牛、豚、鶏は成分に含まれていません。

肉を控えている人、宗教上の理由で肉を食べることができない人も食べることができ、環境問題解決にもつながる食品です。

大豆ミートが注目される理由

大豆ミートはヘルシーなので、健康に気をつけている人やダイエットをしている人でもおいしく手軽に食べることができます。

また詳しいことは後述しますが、近年話題のSDGsや環境問題ともつながる部分があることも注目される理由の一つです。

大豆は生産しやすく、大量に使うことができます。

加工も難しくないのでさまざまなメーカーが大豆ミート製造しています。
人にとっても環境にとっても優しい大豆ミートの市場は広がっています。

どのような商品があるの?

大豆ミートは乾燥した状態で販売されているため、調理の際は水でもどす必要があります。

商品によっては水でもどす必要のないレトルトタイプ、解凍して使う冷凍タイプもあります。

ブロックタイプ

少し大きめな一口サイズに加工されたタイプです。唐揚げや酢豚、カレーなど肉のごろっと感を出したい料理に向いています。

他のタイプに比べて大豆の風味が強いため、味の濃い料理に使用すると良いでしょう。

フィレタイプ

スライスした肉のような薄いタイプです。野菜炒めや生姜焼きなど幅広い料理に合うため、とても便利です。

ミンチタイプ

ひき肉のように粒が細かいタイプです。ハンバーグや麻婆豆腐など通常ひき肉を使う料理に適しています。

ミンチタイプは、水もどしが不要のレトルト食品として販売されている商品もあります。

どこで買えるの?

以前は販売しているお店が多くありませんでしたが、最近ではスーパーマーケットやコンビニなど身近にあるお店で購入することができます。

材料タイプの商品から、ハンバーグやナゲットなど既に調理済みの商品として販売されています。

パッケージに大豆ミートを使用しているという訴求の表示がしてある商品を探せば間違いありません。

また、大豆ミートはネットでも購入することができます。

大豆ミートの加工メーカーがECサイトを運営しているパターンもあり、よりこだわりの商品を探せます。

大豆ミートの特徴

スプーンで掬った大豆

高タンパク質

大豆は畑の肉とよく表されます。大豆を食べることにより、肉を食べた時と同じくらいタンパク質を摂取することができます。

筋トレをしている人は鶏肉やプロテインを積極的に食べると思いますが、ソイプロテインという大豆成分が含まれたものもあるように大豆にはプロテインが多く含まれています。

その上、肉と比べて低カロリーで低脂質なため、より健康的な食事をすることができます。

コレステロールが含まれていない

大豆にはコレステロールが含まれていません。肉にはコレステロールが含まれているため、コレステロールを摂取したくない人は大豆ミートを食べるのも選択肢の一つでしょう。

また、肉には脂分が含まれていますが、大豆の脂分は肉に比べると少ないです。脂が苦手という人は、大豆ミートを肉として食べてみてもいいかもしれません。

食物繊維が豊富

大豆には食物繊維が含まれています。食物繊維を摂取することにより、腸内環境が改善され、お腹の調子が良くなったりお通じが良くなります。

肉には食物繊維が含まれていないので、肉中心の食生活になっていると食物繊維が不足がちです。

肉の代わりに大豆ミートを食べて積極的な食物繊維の摂取を心がけでみてはいかがでしょうか。

大豆ミートのメリット

大豆ミートと原料の大豆

地球温暖化を防ぐ

いっけん関係性がないように思える環境問題と大豆ミートですが、実は大豆ミートが普及すれば地球温暖化の防湿につながるのです。

私たちが普段食べている牛肉、豚肉、鶏肉の元となる家畜が排出するゲップや排泄物はメタンガスを発生させます。

メタンガスは二酸化炭素よりも地球温暖化を悪化させる効果があるため、減らすべき物質です。

大豆ミートが普及することによって牛肉、豚肉、鶏肉を食べる量が減ると家畜の数も減ります。

そうなるとメタンガスの量も減るため、大豆ミートの普及が地球温暖化防止につながります。

飢餓問題を改善する

SDGsの2番目の目標に「飢餓をゼロに」があります。大豆ミートはこの飢餓問題の改善に貢献できる食品です。

世界の人口は増加傾向にあり、このままでは畜産の肉が不足してしまうといわれています。

加えて家畜の飼育には水や土地、飼料が必要です。そういった環境負荷も減らす必要がります。

以上の理由から、大豆ミートを肉の代わりに食べて畜産の肉を食べる機会を減らせば、飢餓問題の改善につながるのです。

長期保存可能でフードロス対策になる

大豆ミートの賞味期限はおよそ1年間とされています。生鮮食品の肉と比べると圧倒的に日持ちをします。

賞味期限が切れて廃棄をする心配もありませんし、長期保存が可能なため小分けで使用することもできます。

また、大豆ミートが普及することによって畜産の肉を食べる機会が減ると、肉の廃棄量も減っていきます。

さいごに

代替え肉として、大豆ミートをよく見かけるようになりました。

大豆が主成分で畜産の肉を一切含んでいませんが、肉と遜色なく食べることができます。

大豆ミートを食べることによってヘルシーな食生活ができるだけでなく、地球環境の改善にもつながります。

ぜひ大豆ミートを手に取って、食生活の見直しや地球にやさしい消費活動を積極的に考えてみましょう。

まとめ

大豆ミートとは?近年話題の健康食品について特徴やメリットを解説いたします

大豆ミートとは、大豆でつくられた肉のような食品です。代替え肉と呼ばれ、畜産の肉は一切含まれていません。

大豆ミートは高タンパク質でコレステロールを含まず、食物繊維が豊富なためとてもヘルシーです。大豆ミートが普及することによって地球温暖化防止や飢餓問題の改善、フードロス対策といった環境問題の解決につながります。

キーワード

  • スーパーフード
  • 大豆ミート
  • 代替え肉