値上げの波を止めたい!自社・顧客・協力先メーカーが揃った合同提案会で食品トレーの値上を抑制!
ニュースでも話題になっている食品の値上。中部流通のお客様にとっても大きな課題となっています。値上の要因としては、原材料費・人件費・光熱費など様々な理由があります。
食品包装を取り扱う当社としては、少しでも値上に繋がる原因をなくすことが使命です。今回は食品トレーの合同提案をお客様へ行うことで、値上の抑制を行いました。
今回は、複数の食品トレーメーカーと取引のある中部流通だからこそできる提案をご紹介させて頂きます。
CUSTOMER
岐阜県を中心にしたお惣菜製造販売企業
グループ内のスーパーを中心にしたお総菜売場・お総菜専門店の運営。今回はお客様が使用されているを食品トレーの値上抑制を目的に、弊社がお手伝いさせて頂きました。
お客さまのお悩み
-
食品トレーの値上を抑えたい。
-
いまよりも上部なフードパックにして、お客様が持ち帰りしやすくする。
-
使用する種類を減らして省力化したい。
お客さまのお悩みを中部流通の"現場力"が解決いたします。
-
solution
複数メーカーの食品トレーを比較することで、できるだけ安価なトレーを採用
-
solution
何種類もの食品トレーをその場で確認して実際の強度を確認
-
solution
提案したトレーにその場で実際のお惣菜を詰め、使用感を把握して共通で使えるトレーを探す
改善効果
-
食品トレーの値上抑制と、さらにコスト削減まで実現。
-
中身に合わせた食品トレーの最適化ができた。
-
食品トレー選定だけでなく、商品の量目調整など商品規格の見直しに繋がった。
中部流通の"現場力"を
インタビュー
CONSULTANT
資材部
長江
提案に⾄った経緯や背景について教えてください。
お客様は毎年、食品トレーの切り替えをたくさん行っています。売場に商品を並べた時の見た目や雰囲気に影響するので、季節やイベントによってトレーを使い分けます。そのため、ずっと同じトレーを使い続けることはありません。
また切り替えの際はただ切り替えるだけでなく「売上を伸ばしたい」「見栄えを良くしたい」「売場の雰囲気をもっと良くしたい」などの要望に応える付加価値を必ずつけたいところです。
最近はよくニュースになっているように、値上の波が止まることを知りません。プラスチック原料の高騰により食品トレーの値上もいたしかたないのが現状です。それに加えて油などの原材料費まで高騰しているのでお惣菜の会社さんにとっては、大打撃を受けているのは言うまでもありません。
そのような状況の中でもできることは必ずあると思い、今回は値上の抑制につながる提案をさせて頂きました。
合同提案会とは?
合同提案会とは、当社とお惣菜の会社さん、複数の食品トレーメーカーが同じ場所へ集合し、トレーの展示会のように提案をすることです。今回はお客様の工場内で提案会を開催しました。
お客様の工場内で開催することによって、実際に詰める中身を簡単に持ち寄ることができます。そしてその場で商品を作る感覚でテストができるので、まさに「現場感」を提供できる場所となっています。
また疑問点など聞きたいこともその場ですぐ解決できるため、決断のスピードを早めることができるメリットもあります。
提案のポイントはどこですか?
ただ単に価格が安くなるトレーに切り替えるのではなく、「食品トレーの最適化」を目指したところがポイントです。もう少し詳しく言うならば、トレーと食材のコンビネーション組み立てと再設計です。
お客様からいただいた要望や課題についてもっと詳しくヒアリングし、何を目指したら良いか考えた結果、上記のゴールとなりました。
ただ安くして実際に使ってみたら使い心地が悪かったとか、売上が落ちてしまったという別の問題が生じてしまったら意味がありません。私はお客様の問題や課題を総合的に見て、包装資材と食品をトータルコーディネートすることが役割だと自負しています。
お客様からの評価はどうですか?
結果として値上げの抑制だけでなく、コスト削減までつながりました。年間で大きくコストカットできるのでとても良かったと嬉しいお声もいただけました。そして、合同提案会のことを聞いたお客様の他部署の方にも開催依頼をいただくことができ、すぐに決行しました。
ご協力いただいた方全員が満足いくかたちで提案会を開催できたこと、とても良かったです。今後もお客様やメーカーの立場に立った幅広い視野を持ってお仕事に取り組んでいきます。