プライベートブランドのキッチンクリーナーシートを開発して売上も利益も改善!ブランドとしての商品育成も行いました
当社はグループ会社のプライベートブランド開発も行っています。
小売企業のグループ会社だからこそ、お客様と一緒により身近で商品開発を行うことができます。
仕入から販売まで全ての商流を視野に入れながら商品開発を行えることが当社の強みです。
今回は、当社グループのドラッグストアへ提案させていただいたプライベートブランドのキッチンクリーナーシートをご紹介します。
プライベートブランドとしてお客様と一緒に品質にこだわった商品開発をすることができました。
開発した商品は、油汚れが落ちやすいアルカリ電解水を配合したキッチンクリーナーシートです。
アルカリ電解水とは
アルカリ電解水とは、水を電気分解と発生する水酸化イオンを多く含んだ水のことです。
pH値11~14のアルカリ性の水です。
中性のセスキや重曹よりもpH値が高く、水酸化イオンが汚れの表面と結合して汚れを取り除いてくれる効果があります。油汚れや食べこぼしなど酸性の汚れに最適です。
また、安全性が高いため気兼ねなく使うことができます。
CUSTOMER
当社グループのドラッグストア
ドラッグストアで販売されているのは薬だけではありません。
消費者のニーズに応えるべく、食品や生活用品も販売されることが当たり前になっています。
私たちの生活に必要なものをお値打ちに購入することができるのはドラッグストアの魅力の一つです。
取り扱いアイテムが増えていく中、商品の品質を上げるために、ドラッグストアでもプライベートブランの開発を行うことが主流になっています。
お客さまのお悩み
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キッチンクリーナーシートを自社プライベートブランドにしたい
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価格設定を見直し、ニーズに合った商品にしたい
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より売れる商品にするために、取引先も含め一緒に商品開発をしていきたい
お客さまのお悩みを中部流通の"現場力"が解決いたします。
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solution
市場や商品仕様を分析し、消費者のニーズに合った商品を開発した
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機能面や内容量といった品質を改善し、最適な価格にした
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solution
売場の企画提案、販促を一緒に考え消費者が手に取りやすい環境をつくった
改善効果
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プライベートブランドとして価値ある商品を開発することができた
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他の関連商品と連動した販促を行い、売上数量を増やすことができた
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リニューアルによってブランドアピールをすることができた
中部流通の"現場力"を
インタビュー
CONSULTANT
販売部ノンフード課 長屋
提案に⾄った経緯や背景について教えてください。
ここ最近値上が続いているので、私の担当させていただいているドラッグストアへの影響は実際にどうなのか分析したことが今回の提案のきっかけです。
数値分析の結果、キッチンクリーナーシートを含むカテゴリーの利益が大幅に減っていることに気づきました。利益ほどではありませんが、売上も減少していました。
そこで、キッチンクリーナーシートのリニューアルを提案しました。
売上も利益も改善できる商品を開発する必要があると思ったのです。
もともと別商品として導入はされていたのですが、このタイミングでドラッグストアのプライベートブランドへリニューアルすることになりました。
品質はもちろん、価格やデザイン、ストーリーなどプライベートブランドとして相応しい商品を開発しようと決意しました。
提案のポイントはどこですか?
提案のポイントは、品質改善と商品育成です。
品質改善
品質改善として、商品の使いやすさを追求しました。
使い切る前に中身のシートが乾いてしまう、シートを取り出すときに何枚か繋がって出てしまうということは経験があると思います。
この悪い点を解決するために、蓋をつけ乾燥を防げるようにし、切れ目を工夫して一枚ずつ切れやすくしました。
商品育成
商品育成をどうしていくべきか、お客様と一緒に考えました。
その背景として他商品が、良い商品でも競合と比べてお客様になかなか認知してもらえないという状況でした。
その商品はアプリと連動させることで認知を向上させることに成功したそうです。
そのため今回リニューアルしたキッチンクリーナーシートは、最初から商品育成に力を入れていきたいというお客様の思いがありました。
そこでキッチンクリーナーシートを他の売れている商品と一緒に関連させて販売する売場展開を提案いたしました。
商品の良さを知ってもらうため、お客様が見つけやすく手に取りやすい環境をつくりました。
お客様からの評価はどうですか?
プライベートブランドへのリニューアルにともない、売上と利益の改善、ブランドとして相応しい価値の提供ができました。
お客様の課題を解決できたので、好評をいただいております。
今回リニューアルしたキッチンクリーナーシートだけでなく他商品との連動した商品展開は、新しいストーリーを生み出すチャンスだと思いました。
今後も売場全体を考えた商品の提案を続けていきたいです。