水産部門のシール貼り作業を省力化!現場訪問で発見した課題を資材という観点からズバッと解決!
スーパーマーケットやドラッグストアなど、私たちはさまざまなお店で食品を購入することができます。
お店が多い分買い物の選択肢は増えますが、小売企業にとっては消費者に足を運んでもらうために競合店との差別化が欠かせません。
当社のお客様であるスーパーマーケットは、消費者が買い物をしたいと思ったときに最初に思い描くお店、消費者が目的を持って来店するお店づくりを目指しています。
質の高いお店をつくるためには、さまざまな課題を解決していく必要があります。
今回は、スーパーマーケットの水産部門に向けて、作業の省力化につながるシールを提案させていただいた事例をご紹介します。
CUSTOMER
当社グループのスーパーマーケットの水産部門
水産部門では、消費者との距離を縮める販売形式をとりカスタマーエクスペリエンスの向上を目指しています。
加えて鮮度強化や水産部門独自のお寿司の販売など、消費者が商品を求めて来店するような商品力向上の取り組みもしています。
こういった取り組みの中では店舗における作業も増え、どうしても人手不足になりがちです。働き方改革もある中、人手不足の解決をするのは簡単ではありません。
お客さまのお悩み
-
販売強化の取り組みに注力していく方針だが、人手や手間が増えている
-
トレーへのシール貼り作業に手間がかかる
-
作業効率の改善に加えて、商品力アップにつながる資材が欲しい
お客さまのお悩みを中部流通の"現場力"が解決いたします。
-
solution
現場へ訪問し、バックヤードの作業を見ることによって実際の課題を把握
-
solution
魚の種類別に1枚ずつあったシールをまとめることによってシール貼り作業を省力化した
-
solution
商品の見栄えが良くなるシールデザインを制作した
改善効果
-
現場の作業効率を改善することができた
-
大幅な作業時間の短縮、シール貼り作業の単純化をすることができた
-
商品の邪魔をしないかつ、特徴が伝わりやすい訴求力が向上したシールになった
中部流通の"現場力"を
インタビュー
CONSULTANT
販売部資材課 後藤
提案に⾄った経緯や背景について教えてください。
私のお客様の大きな目標として、消費者が目的買いをしに来店するお店(ディスティネーション・ストア)の構成があります。
私はお客様と目標や価値観を必ず共有するようにしており、どうしたらその目標が達成できるか常に考えています。
私の担当させていただいている水産部門では、ディスティネーション・ストア達成に向けて売上を伸ばす一方、人手不足が発生しているという現状がありました。
そして、お客様の「人手不足」という課題を、当社の取り扱う「資材」という観点から何か解決できないかと現場を訪問させていただきました。
バックヤードで行われている実際の作業を見ている中で、トレーへのシール貼り作業に苦戦されていることに気づきました。
魚の種類がそれぞれ単独で印刷されているシールを1枚ずつ貼っていたため、作業に時間がかかるのと、貼り方にばらつきが出てしまうという問題があります。
この問題を解決しようと、一枚貼るだけで済み、作業の省力化につながるシールを提案しました。
※3枚あったシールを1枚にすることによって省力化につながった。そして、見た目のばらつきもなくなった。
提案のポイントはどこですか?
私たちの現場力がポイントです。お客様と共有した目標や価値観、課題を持って実際に現場へ訪問することによって生の声をより鮮明に聞き出すことができます。
バックヤードで作業をされている方、買い物をされている方、売場の状況などさまざまな角度から現状分析を行います。
現場に行くことで解決したいという気持ちがアイデアとなり、具体的な策に落とし込むことができるのでアイデアがかたちとなります。
私たちの取り扱っているものは「資材」になりますが、実際に資材を改善するだけで大幅な省力化につながりとても奥が深いです。
お客様からの評価はどうですか?
「ただでさえ、対面売場とお寿司作成の作業で業務が増えていたので、単純作業が少しでも減るのは助かります。」
「1枚で貼れるから、見た目のバランスも良くなっています!」
というお褒めの言葉をいただくことができました。
また、今回省力ができた時間を計算すると理論値ですが、総じて1,000時間以上の削減効果が見込めます。人件費で計算しても大きな効果があるといえるでしょう。
まだまだこれからもお客様の目標は尽きることがありませんので、私も目標の達成に貢献できるよう引き続き提案を行なっていきます。