農産部門のバックヤードにおける作業を省力化!包装資材のチカラで課題を解決!

消費者に新鮮な食品を提供するために、スーパーマーケットのバックヤードでは生鮮食品の加工を毎日行なっています。

最近は、プロセスセンターを活用することによって現場での作業をできるだけ減らす企業も増えてきましたが、インストア加工も欠かすことはできません。

働き方改革や人手不足が叫ばれるいまこそ、ムダな作業を減らしてお店にとって本当に必要なことに目を向ける必要があります。

今回はスーパーマーケットの農産部門において、包装資材の仕様を改善することによってバックヤードでのムダな作業を減らすことのできた事例をご紹介します。

CUSTOMER

スーパーマーケット

当社グループのスーパーマーケットの農産部門

農産部門では、野菜だけでなくフルーツや花といった様々な商品を販売しています。
バックヤードでは野菜やフルーツをカットしてトレーに詰めるなど作業を行い、売場では商品陳列や値引き作業などやるべきことは多いです。
最近は特に、消費者との距離を縮めてカスタマーエクスペリエンスを向上させることも重視しています。
そのためにもムダな作業は減らし、可能な限り売場に出て消費者に響くような取り組みを行うことが求められます。

お客さまのお悩み

  • 店内加工が多く、バックヤードでの作業に時間がかかる

  • ムダな作業を減らし、売場にいる時間を増やしたい

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お客さまのお悩みを中部流通の"現場力"が解決いたします。

  1. solution

    花の大きさに合わせてスリーブを切らなくても良い仕様に、スリーブを改善した

  2. solution

    ドライフルーツの袋に手貼りしていたロゴシールを廃止し、別注でロゴを印刷したオリジナルの袋を製作した

  3. solution

    シールで蓋をとめていたカットフルーツのトレーを、嵌合性の強いタイプに変更した

改善効果

  • スリーブが花にぴったりなサイズになり、包む作業の効率がおよそ2倍上がった

  • ドライフルーツのロゴシールを貼る作業がなくなり、その分の手間を省くことができるようになった

  • カットフルーツトレーの蓋をシールでとめる手間がなくなり、仕様変更のタイミングでコスト削減もできた

中部流通の"現場力"を
インタビュー

CONSULTANT

販売部資材課 後藤

提案に⾄った経緯や背景について教えてください。

お客様であるスーパーマーケットの農産部門の今後の取り組みをお伺いしたとき、インストア加工軽減によるマンアワーの削減がひとつありました。

そこで、私たちが取り扱う包装資材の改善によって加工作業の効率を上げれないかと思ったことがきっかけです。

包装資材は商品を包むために存在します。そのため、使っている包装資材の使い勝手次第で作業の効率も左右されます。

お客様が抱える課題と、実際に現場では何に困っているのかを見つけ出し、課題を解決することが私の役目と考えています。

提案のポイントはどこですか?

提案のポイントは、当社の商品企画力です。多種多様な包装資材を取り扱い、お客様に合わせたオリジナル包装資材を開発できるところが強みです。

今回はその商品企画力を活用して、いくつかの包装資材を改善しました。

花用スリーブ

花を包むために使用する透明のフィルムです。

もともと使用していた既製品のスリーブは、花の長さに対して長すぎたためスリーブを切る作業が発生していました。

そのため当社が別注品として花の長さに合ったスリーブを製作したところ、作業効率が以前と比べるとおよそ2倍に上がりました。

ドライフルーツ用の袋

お客様はドライフルーツを自社で加工してオリジナル商品として販売しています。そのとき使用する袋に、当初はロゴマークをシールで手貼りしていました。

やはり手貼りだと時間がかかるため、袋にロゴマークが印字されたオリジナルの袋に切り替えました。

手貼りの作業時間が丸々なくなり、作業効率が上がりました。

カットフルーツ用のトレー

透明のトレーに入れられ売られているカットフルーツはとても美味しそうです。トレーに入っていることで、お客様も簡単に食べることができます。

トレーはカットフルーツに適した包装資材ですが、蓋が開いてしまわないように蓋と本体をシールでとめるという作業をお客様はされていました。

そこで、シールでとめる必要のない嵌合性の強いタイプに切り替えることで作業時間を削減することができました。

お客様からの評価はどうですか?

作業を改善することができたので、ご好評いただいております。

細かい部分でもしっかりと見直し改善していけば、目に見えて効果が現れるため提案して良かったとこちらも嬉しくなります。

まだまだ提案できそうなことはたくさんありそうなので、省力化につながる提案を続けていきます。

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