物流の工数を減らして値上対策!商品のコスト削減に成功しました
ニュースでも取り上げられているように、商品値上げの流れはまだ続いています。
様々な分野のものが値上げされているため、原材料だけではなくエネルギーや物流費などユーティリティコストの上昇も原因となっています。
そんな状況の中で、少しでもコストを抑えていくことが値上げへの対策につながります。
今回は、当社が取り扱う商品を物流や仕入の面からコスト削減に成功した事例をご紹介します。
CUSTOMER
当社グループのスーパーマーケット
スーパーマーケットでは、食品だけでなくフリーザーバッグやキッチンペーパーなど生活用品も販売しています。
このご時世に商品の値上げを避けることは難しいですが、競合店もある中でたった数円の値上げが売上減少につながる可能性もあります。
消費者にリーズナブルに商品を提供するためにも、価格の上昇を抑えるためのコスト削減は大きな課題です。
お客さまのお悩み
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各社からの値上げを飲まざるを得ない状況になっている
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競合に負けない価格設定にしたいが、利益の圧迫が気になる
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価格を上げてしまうと、たった数円でも売上減少につながる可能性がある
お客さまのお悩みを中部流通の"現場力"が解決いたします。
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物流の工数を減らし、その分のコストを削減した
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他の事例を参考に、お客様の物流センターと協力をした
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売れ筋商品を一括買付し、マスメリットを発揮させた
改善効果
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マスメリットにより、商品欠品の心配もなく仕入価格もリーズナブルにできた
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物流の効率化により、大幅なコスト削減ができた
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対象商品をしっかり検討し、双方に無理なくコスト削減ができた
中部流通の"現場力"を
インタビュー
CONSULTANT
販売部 ノンフード課 澤
提案に⾄った経緯や背景について教えてください。
様々な商品の値上がりを聞くと思いますが、私の担当させていただいている生活用品の商品も値上げの対象です。
様々な要因があり商品の継続性に関わってきますので、お客様に相談をせざる得ない状況です。
そのため単なる価格交渉では難しいという現状を受け入れ、他の部分でコスト削減ができないかと考えました。
そこで、メーカーで商品が生産されてからお店に並ぶまでの物流に目を向けたことが今回の提案のきっかけです。
提案のポイントはどこですか?
物流の見直しがポイントです。
メーカーからお店に届くまで、様々な箇所を通って商品は運ばれていきます。当社も自社のセンターを所有していますので、そこに在庫をすることが通常の流れでした。
在庫をすることで商品欠品のリスクや即時のトラブル対応ができるというメリットもありますが、管理費や物流費がかかります。
また、他のチームから自社倉庫に在庫をせずお客様のセンターに直接納品を行なっている商品もあると聞きました。
もちろんセンターに在庫すべき商品もありますが、私の担当している商品でもお客様のセンターに直接納品ができる商品があるのではと思いました。そして取り扱い商品に関する調査と分析を行い、物流の工数を減らすことができる商品を決定しました。
安定した商品供給には仕入のマスメリットも必要になってくるため、当社の仕入力と物流のノウハウがあってこその提案だったと実感しています。
お客様からの評価はどうですか?
物流のスマート化とコスト削減が成功し、お互いに良い結果を出すことができました。
ただ値上はこれで終わりではありません。今後も主にユーティリティの部分で価格改定が続くと予想されます。
今回の事例をきっかけにお客様と協力して価格改定に対策を打てることが分かりましたので、さらに双方メリットが出る提案を続けていきたいです。