当社のパッケージ製造機能をフル活用!きのこのパッケージの仕様を改善し、包材ロスの削減を実現しました
きのこのパッケージの仕様をグレードアップして包装時のロスを軽減することにより、生産効率が上がった事例をご紹介します。
CUSTOMER
当社グループのきのこメーカー
今回提案させていただいたきのこメーカー様では、えのきの製造を行っています。えのきを育て、商品として包装まで行います。包装は機械を使用して行うのですが、その時にパッケージが破けるロスが発生しやすいという問題もありました。今回はパッケージに焦点を当て、ロスを改善するための提案をさせていただきました。
中部流通の"現場力"で
お客様のお悩みを解決!
お客さまのお悩み
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パッケージの貼り合わせ部分が破けやすく、包材ロスが多い
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様々なものが値上がりしており、パッケージの性能を上げた時のコストが気になる
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商品欠品をさせないためにパッケージの安定供給も必要
提案した解決策
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フィルム原反から見直し、よりきのこの包装に適した仕様にした
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ロス削減ができれば、トータルでコストアップにならない
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現地の包材メーカーに在庫管理の協力をお願いした
改善効果
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POINT
テスト段階から効果が実感できるほど、品質とロスの改善ができた
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POINT
ロス削減の実現により商品の生産効率も上がり、フィルム性能を上げてもコストアップにならなかった
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POINT
緊急時の体制を整えて、安定供給が問題なく行えるようにした
販売部パッケージソリューション課
今回は私たちが提案させていただきました。
中部流通のパッケージソリューション課では、商品パッケージの取り扱いをしております。お困りごとがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
現場でのヒアリングを行い、今回のお悩みをお伺いしました
私たちはパッケージの製造機能も有しており、その強みをお客様のために発揮できないかとヒアリングをしていたところ、えのきの包装でロスが多いというお悩みを聞きました。
機械を使用してえのきを包むように包装していくのですが、袋の封をするために貼り合わせた部分に破れが発生しやすいという内容です。
パッケージが破けた状態では出荷できませんので、その分のパッケージは廃棄しなければなりません。
ロスの数が多ければ多いほど無駄になるパッケージも増え、コスト高になってしまいます。また、役目を果たせなかったゴミが増えるのは環境にも良くありません。
パッケージの仕様を改善してロスを削減!
製造工程を詳しく見ていくと、包装機のヒートシール加工が安定しない、えのきの大きさが一定ではないためサイズ合わせが難しいという問題がわかりました。
パッケージの性能を上げれば解決できそうだと思いましたが、性能が上がれば価格も上がります。商品価格にも関わってきますし、最近は様々な物の値上げが続いているためコストの問題も同時に考えなければなりません。
性能上げてもパッケージの単価が上がるからとただ諦めるのではなく、ロスを改善した場合の費用対効果もしっかりと計算し、トータルで見たときにコストアップにはならないということも提案しています。
フィルム原反から取り扱う私たちのこだわり
加工前のフィルムシートがロール状に巻かれた状態のものをフィルム原反といいます。
通常のパッケージの仕入では印刷会社がフィルム原反を使って加工したパッケージを仕入ますが、私たちのパッケージ製造機能を活用すれば原反を印刷会社に販売することも可能です。
特に野菜や青果物などラミネートをしないパッケージを使用する時は、性能が直接響くためフィルム原反の選定は重要です。
今回も私たちの強みを発揮し、えのきの包装に適したフィルム原反を選定することによってロス削減を実現することができました。
仕入力を活かしてパッケージの供給体制も整えています
私たちはパッケージの製造機能をもっていますが、各地の包材メーカーと幅広い取引も行っております。
今回提案させていただいたお客様は長野県にあり、私たちがパッケージの製造を行う工場は香川県にあります。通常の供給は問題ありませんが、どうしても数が足りなくなった時や悪天候で配送が遅れた時は距離的に問題が発生しやすくなります。
今回はお客様と距離の近い現地の包材メーカーに協力をお願いして、緊急時の対応や在庫管理に対応するという方法を取りました。
このように全国各地の包材メーカーと協力関係を築きながら安定したパッケージの供給体制を整えているため安心してお任せいただけます。