トレー蓋の低蓋化で配送用コンテナの重なり問題を改善!プロセスセンターの配送の安定化と効率化に貢献しました
商品配送用のコンテナに合わせたトレー蓋のサイズを導入することで、配送の安定化と効率化に貢献できた事例をご紹介します。
CUSTOMER
当社グループのスーパーマーケットの畜産プロセスセンター
お客様のプロセスセンターでは、配送を効率化するために、より多くのコンテナが積めるドーリーという手押し部分のない台車を使用しています。コンテナを重ねて積んでいくのですが、その際に商品とコンテナの高さが合わず、コンテナが通常の深さまで重ならないという問題を抱えていました。
中部流通の"現場力"で
お客様のお悩みを解決!
お客さまのお悩み
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商品配送用コンテナと商品トレーの高さが合わず、重ねた時にコンテナが浮いてしまって配送が安定しない
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輸送に適したサイズのトレーが既製品にない
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新しいサイズのトレーを作るのは大きなコストがかかり難しい
提案した解決策
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トレー蓋を低くすることによってコンテナの重なりを改善する提案を行なった
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輸送に適した蓋の新しいサイズを展開した
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トレーメーカーと協力しながら、コストを抑えるというメリットが出せる開発を行なった
改善効果
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POINT
コンテナの重なりが改善され、商品配送の安定化と効率化につながった
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POINT
ニーズに合ったサイズを新しく製品化することができた
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POINT
コストアップにならない仕様改善ができた
販売部機械設備課
今回は私たちが提案させていただきました。
中部流通の機械設備課では、店舗や工場向けに什器・備品、機械などの取り扱いをしております。お困りごとがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
配送機器をカゴ台車からドーリーへ切り替えたことで今回の問題が出てきました
プロセスセンターでは多くの商品が加工されており、数多くの店舗に向けて配送されています。
その配送に使う機器をカゴ台車からドーリーへ切り替えることによって、無駄なスペースをより一層なくす、片付けを簡単にできるようにするという効率化ができます。
しかし、ドーリーは積み込んだ商品を囲う柵がないため、運ぶ時の安定性が必要不可欠になります。
カゴ台車の時は問題ありませんでしたが、コンテナに入っている商品がコンテナの高さに適しておらず、コンテナの重なりが不十分で運ぶ時の安定性に欠けるという問題が上がってきました。
適したサイズのトレー蓋がなく、新しいサイズ展開をすると大きなコストがかかります
トレーは本体と蓋の2種類を使用しています。そこで、蓋を低くすることによってコンテナの重なりを改善できないかと考えましたが、既製品の中には適したサイズがありませんでした。
トレーを製造するためには専用の型が必要になり、新しく型を作ると大きなコストがかかってしまいます。そこで、トレーメーカーと協力しながら全方位にメリットの出る方法を考えてコストを抑えながら低蓋化を実現できる策を実現しました。
今回の提案でも、私たちの取り扱いアイテムの幅広さと調達力を活かすことができました。
低蓋化により配送の安定化と効率化に貢献することができました
今回提案した蓋は、もともと使用していた蓋よりも高さを5mm低くしています。わずかな差ですが、現場テストも行いながらコンテナの重なりを改善することができました。
コンテナの重なりがしっかりとはまるようになったため、配送の安定化と効率化も実現できています。
今回低蓋化したトレー蓋はメーカーの定番品になり、商品紹介の事例としても活用していただくご予定です。
資材・消耗品という視点から作業の効率化へ挑戦
今後もトレーの仕様改善などにより、現場作業や配送の問題解決に取り組んでいきたいと思っています。
私たちはトレー以外にも様々な資材・消耗品を取り扱っています。卸販売のみならず、お客様のニーズに合わせた仕様への改善や自社オリジナル商品の開発に取り組んでいます。
小売企業のグループ会社独自のノウハウで店舗や現場でも使いやすい資材・消耗品を取り扱っておりますので、お困りの方はぜひお気軽にご相談ください。
商品開発部門もありますので、これまで蓄積した品質に関わるノウハウを活かしながら商品調達も行ってきました。もちろん、これからも品質に関するこだわりをアップデートし続けていきます。