商品を仕入れるために行う発注ですが、あなたの会社はどのような方法をとっていますか。
Web発注システムやBtoB ECが広まった現在でも、FAXや電話で発注されている会社も多いと思います。
既存のシステムを変更することは大変で、一人でやりきれるものではありません。
取引先の協力も不可欠のため、かかる手間を考えると導入を諦めざるを得ない方もいるのではないでしょうか。
しかし、時には時代の変化についていくことも企業の発展にとっては欠かせません。
テレワークの導入やデジタル化が進んでいる今こそ発注業務を見直すべきタイミングです。
この記事ではWeb-EDIについて解説いたします。
Web発注システムを初めてお考えの方でも安心して読んでいただくことができます。
Web-EDIとは
EDIについて
Web-EDIを解説する前に、まずはそのもととなるEDIについて説明いたします。
EDIとはElectronic Data Interchangeの略称で、電子データ取引を意味します。
専用回線や電話回線を通して、受発注や納品書・請求書などを電子データとして企業間でやり取りするシステムがEDIです。
FAXや電話、郵送でやり取りされていた受発注や書類の送付を電子データでやり取りできるのでコストカットが可能です。
Web-EDIについて
Web-EDIはその名の通り、インターネットとWebブラウザを通して電子データをやり取りするシステムのことです。
従来のEDIと比べると、専用回線や専用機器を導入する必要がなく、またWebブラウザが使用できれば問題ないため導入のコストがかかりません。
導入がお手軽なため、近年Web-EDIが注目されています。
Web-EDIとECの違い
Web-EDIも市場としてはECと同じ市場になります。しかし、現時点ではWeb-EDIとECの間に違いがあります。
ECと聞くとAmazonやモノタロウのように何でも揃っていて検索ができ、購入者が興味のありそうな商品をおすすめしてくれるという機能が思い浮かぶと思います。
Web-EDIにはこういった機能があまり揃っていません。
取引することが決められた商品がWeb発注システム上に並べられていて、その範囲で欲しいものを発注するといった機能がほとんどです。
Web-EDIは通常のECよりも、より業務の効率化に焦点を当てているというところが大きな違いです。
Web-EDIのメリット
ペーパーレス化
電子データでのやり取りはペーパーレス化につながります。
FAXや電話、郵送による書類の送付には紙が必要ですが、電子取引には紙を使う必要がありません。
最近では電子帳簿保存法の法改正もあり、国としてもペーパーレス化を推進しています。
業務の効率化
Web上で受発注や書類の送付が行えるため、紙の印刷や封筒に書類を入れる作業など様々な手間を省くことができます。
登録されている商品もコードで認識されることがほとんどのため、発注ミスといった無駄も減らすことができます。
テレワークに最適
インターネット環境とWebブラウザさえあれば利用可能なため、絶対に会社にいなければ使用できないということがありません。
在宅勤務をしていてもコンプライアンスさえ遵守すれば、Web-EDIは利用可能です。
Web-EDIのデメリット
使用したい既存システムとの連携が難しい可能性がある
今まで何かしらのシステムを使い受発注や納品書・請求書の発行を行なっていた場合は新たなWeb-EDIとの連携に時間がかかることがあります。
既存システムがある場合、そのシステムには受発注や書類発行だけでなく在庫管理やデータ分析といった他の機能も同梱されていることがほとんどです。
そのため、既存システムを廃止するわけにはいきません。
Web-EDIのデータを既存システムに自動的に取り込み、問題なく稼働させるのに時間がかかります。
取引先にWeb-EDIの利用を依頼する必要がある
受発注や書類の送付には必ず取引先がいます。
Web-EDIを導入してこれまでと取引の方法を変えるのであれば、取引先への説明と協力をしてもらうことが欠かせません。
取引先の数が多いほど、導入には時間がかかるかもしれません。
2024年問題とは?
近年Web-EDIが注目されている理由の一つに2024年問題があります。
2024年にNTTが固定電話のIP化に伴ってISDN回線サービスINSネットのデジタル通信モードを廃止するため、その回線を利用していたサービスに影響を及ぼすとされています。
つまり、ISDN回線サービスを利用していた従来のEDIにも影響が及びます。
ISDN回線を利用したEDIは、レガシーEDI(旧世代EDI)と呼ばれています。
Web-EDIへの切り替えがおすすめ
レガシーEDIからの脱却を図りたい企業にはWeb-EDIがおすすめです。
前述のメリットも含めて、従来のEDIよりも導入と運用コストが安く、インターネット回線を利用するため通信速度も上がります。
もちろん、これから受発注システムの導入をお考えの方にもWeb-EDIがおすすめです。
当社のWeb発注システム
当社もWeb発注システムのサービスを提供しております。
インターネット環境とWebブラウザさえあれば利用可能ですので、ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
なんでも消耗品.com
なんでも消耗品.comを利用することでFAXやメール、電話で受発注をされている方の業務負担を大幅に減らすことができます。
こんなお悩みありませんか?
- たくさんの取引先があり、FAX、電話、メールなど発注の管理が大変
- FAXや電話では発注ミスが起こりやすい
- 受発注の状況が把握しづらい
- 発注の実績を把握できず、経費高になっているかもしれない
なんでも消耗品.comでできること
- 運営の見える化
発注場所が別々でも、マスターアカウントでそれぞれの発注状況を把握することができます。 - レポート出力
発注データをCSVデータとしてダウンロードすることができます。発注状況の分析に役立ちます。 - お気に入り発注
よく発注する商品はお気に入り登録をしてすぐに呼び出すことができます。 - 過去履歴発注
過去の発注から発注したい商品を呼び出すことができます。 - マルチデバイス対応
パソコンはもちろん、スマホやタブレットでも利用可能です。 - 取引カレンダー表示
発注した商品の出荷状況や納期をカレンダー形式で確認することができます。
さいごに
なんでも消耗品.comは中部流通が運用するWeb発注システムです。
スーパーマーケットのグループ会社である当社だからこそ聞ける現場の声をもとに開発いたしました。
Web-EDIに慣れていない方でも安心してお使いいただけますので、導入をお考えの方はぜひ、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
Web-EDIとは?Web発注システムの導入が初めての方でも安心!メリットやデメリット、従来のEDIが抱える問題について解説いたします
Web-EDIはインターネットとWebブラウザを利用した低コストで運用できるEDIのこと。
Web-EDIを利用することでペーパーレス化や業務の効率化に繋がります。また、テレワークにも最適です。レガシーEDIから切替をするのであれば、Web-EDIがおすすめです。
キーワード
- Web発注システム
- 2024年問題
- なんでも消耗品.com